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街のお医者さん相談室

体・心・病気の悩みなどの医療相談を、街のお医者さんに出演いただいた先生がお答えします。

つくばすとう歯科医院の須藤 堅悦先生に聞きました!

TEL: 029-854-8020
つくば市学園南3-4
診療時間/9:30~13:00 15:00~19:30
休診日/火曜・祝日

歯科一般・小児歯科・歯科口腔外科・矯正歯科


須藤 堅悦院長
つくまる掲載記事(2014年9月号掲載)

歯の状態を診てみないと明確な事は申し上げられませんが、歯科医師にその様に診断されたのであればその可能性が極めて高いといえるでしょう。
多くの歯科医師はMI(ミニマルインターベンション)という考え方を大切にしております。

MIというのは歯の削る量を最小限にしよう。歯髄をなるべく保存しようという考え方です。
 
MIを実現させるために必要な考え方の一つが早期発見早期治療です。
虫歯が小さいからといって治さず大きくなってから治すのであれば、結果的に歯を削る量が増えてしまいます。これではMIは達成できていません。
次に、う蝕(虫歯)の深さなのですが、一見少し黒くなっているだけに見える虫歯ですが、齲蝕円錐といい入り口は小さく中では大きく広がっています。表面のエナメル質は人間で最も固い組織でありとても強いのに対し中の象牙質はエナメル質に比べれば弱いためこの様になります。
 
私は大学病院勤務時代、この辺りが専門の診療科に所属しておりました。
虫歯の範囲と見え方どこまで削る必要があるかなどを歯科医師向けに研究、発表した経験があります。
 
詳細はとても専門的な話になってしまいますが、簡単に申し上げれば小さく見える虫歯も実は想像以上に大きい物が多いのです。
 

歯周病はお口の中の歯周病菌が歯の周りの組織に悪さをする病気です。
歯周組織である歯肉(歯茎)が腫れたり、歯槽骨(歯を支えてる骨)が吸収してしまいます。
 
多くは慢性的に進行し(症状が無く進行し)免疫力の低下した体調不良の時などに違和感や痛みを感じるだけの事が多いです。
進行すると歯がグラつき固いものを食べると痛いなどの症状がでます。この段階になってしまうと抜歯しなければならないことも少なくありません。
 
歯周病菌は歯と歯茎の間の溝(歯肉溝)に多く住んでいます。歯茎が腫れたり歯槽骨が溶ければこの歯肉溝が病的に深くなり(歯周ポケット)歯周病菌にとってはより住みやすく繁殖し易くなってしまい歯周病のコントロールを難しくさせます。
 
歯周病を進行させないためには歯周病菌をなるべく減らす必要があります。それには歯肉溝に歯ブラシの毛先やフロスが入る様に意識すると良いでしょう。歯周病菌は歯石を形成します。歯石は軽石のような構造で歯周病菌の巣の様になっています。これを歯ブラシ(セルフケア)で完全に取り除くことは不可能です。ですので、歯科医院で定期的に取り除く必要があります。歯石の付着するスピードは人により異なりますが、日本歯周病学会では一般的な人で3〜4ヶ月に1度取り除く事を推奨しております。