衣食住
つくばの「衣」「食」「住」をまるごとご紹介するコーナーです
cafe & dining
La Luce
住所:つくば市古来1420-1
電話:029-857-2780
営業時間:11:00〜21:00(L.O. 20:00)
定休日:なし(年末年始は不定)
駐車場:29台
インスタグラム
つくば市古来の「珈琲倶楽部 なかやま」が2023年3月で閉店し、同じ場所にオープンしたカフェダイニング。今年4月で1年を迎える。新たなオーナーが迎え入れたのは、「珈琲哲学つくば大穂店」で店長代理を務めていた小林愛さん。同店には17年の勤務歴があり、コーヒーのみならず店舗運営を知り尽くしたベテランだ。
「珈琲哲学では私がいれたコーヒーでクレームを受けたことは一度もないですし、料理もお客様に喜んでいただくために考え育ててきたものばかりです。心機一転、場所は変わりましたが、これまでに私が得てきたすべてをここに注いで、より良い店にしていきたいと思っています」。
珈琲哲学時代に自慢だったコーヒーは、経営元の会社に交渉し、同じものを取り扱っている。料理は主にイタリアンで、パスタやピザなど、珈琲哲学で手応えのあったメニューをもとに構成。実績に裏打ちされたメニューなので、おすすめを聞かれると全部がおすすめで回答に困ってしまうと笑顔で語る小林さん。
コーヒーは、ブレンドやアメリカンなどの定番から、モカやマンデリン、キリマンジャロなど、こだわりの豆を楽しむメニューまで幅広く展開。その時々で変わる「おすすめ珈琲」だけは風味がまろやかになるプレス式でいれ、その他はどんなに忙しい時でもすべてハンドドリップでいれているそうだ。
フードメニューは、パスタが約20種類、ピザがおよそ14種類で、ほかにグラタンやドリアなどもある。人気は、豚の丸焼きという意味のイタリアの伝統料理「ポルケッタ」を使ったメニューで、じっくり煮込まれたポルケッタをパスタやピザで味わうことができる。「なかやま」時代からの常連客からリクエストが入ることもあり、カレーやサンドイッチなどの喫茶店メニューはオープン後に追加。はじめて手がける料理は試作を重ね、中には数ヶ月を要したものも。「お客さんが喜んでくれることが何より」と、可能な限り要望に応えているという。
小林さんがもっとも大切にしているのは、お客さんとのコミュニケーション。「いつもの!」とオーダーが入ってもきちんと提供できるよう、好みのメニューだけでなく、ミルクや砂糖の有無、苦手な食材、大きい具材のカットなどをメモに残し、次に来店したときに対応や声掛けができるよう気を配っているという。
半個室のように緩やかに仕切られた客席や、窓から臨むのどかな景色、こだわりある個性的な食器は、かつてのまま。だがこの店はもう、「珈琲哲学」でも「なかやま」でもない「カフェダイニングラ・ルーチェ」。入口の受付表には、この店のサービスを求めてやって来る予約者の名前がずらりと並んでいる。温かな接客と、細やかな心遣いを味わいに、ぜひ一度訪ねてみてほしい。
cafe & dining
La Luce
住所:つくば市古来1420-1
電話:029-857-2780
営業時間:11:00〜21:00(L.O. 20:00)
定休日:なし(年末年始は不定)
駐車場:29台
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