先月、私はアフリカのルワンダはキガリに行ってきました。農園巡りや、買い付けではなく、コーヒーの品評会カップオブエクセレンス（以下COE）です。年に1回様々な国で行われる農園、または精製処理場の方が自慢の豆を持参して、まずは国内審査員に評価され、選ばれたコーヒーが世界各国の審査員に評 価をされ、後日オークションにかけられます。
ルワンダは発展途上国ですが、殆どの農家さんはとても小規模で、全部ではないですが1年に収穫できるコーヒー豆の量は1農家さん麻袋1袋程度と言われています。農家さん達は自分の気に入っている精製処理場に持って行き、そこで豆とお金を交換します。
まだまだ貧困の差は大きく、厳しい毎日を過ごしている方も多いです。

豆を審査され、評価され、それに合った代価を貰える事でより良い品質のコーヒーを作ろうと切磋琢磨できる環境を用意できるきっかけになれる品評会はコーヒー業界にとって、とても重要な役割を担っています。
もちろん、安くても美味しいコーヒーも沢山あります。でも、品質を評価されて値段が高くなったコーヒーにも、それだからこそ作り出せる味わいがあると思います。
現地にいた時、1人の農家さんが代表して話をしてくれました。クオリティの高いコーヒーを生産し、それに合った代金をいただけたおかげで自分たちの 過ごす環境がとても良くなった。これからも、より良いコーヒーを生産していきたいと仰っていました。お金の話が多かった印象がありますが、それはやはり、 それだけ大変な思いをたくさんされて来たのだろうなと思いました。
私は今回、つくばコーヒーフェスティバルを通じて、つくばにはこんなに沢山の素晴らしいコーヒー屋さんがあって、そしてそのお豆を生産している素晴らしい農家さんがいる。沢山の方にいろんなお店の美味しいコーヒーを楽しんでいただきたいと思っています。